昨日、円満井会定例能にて能『葵上』を舞わせて頂きました。
ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
自分なりに精一杯勤めさせて頂きましたが、やはり六条御息所は難しかったです。
昨年の10月に「第14回 ユネスコ記念能」にてシテ方五流の女流能楽師による立合公演にお声がけ頂き、その時に舞ったのが仕舞「枕ノ段」(『葵上』前半の舞所)でした。
私はまだ『葵上』を能で舞った経験がなく、全曲を通して見た時のこの場面の大切さや、六条御息所の気持ちの高まりといった深い理解にまで至れず、型を追う事で精一杯でした。
いつか『葵上』をきちんと能で舞ってみたいという気持ちが沸いてきました。
そんな中、思ったよりも早く舞わせて頂く機会を頂戴し感謝致します。
謡のとても難しい能で、自分にはまだ早すぎるとも思いましたが、「舞ってみたい」という気持ちの方が勝りました。
呼吸が途切れ途切れになってしまったので、能的体力をつけて、またいつの日かリベンジしたいと思います。
どうも有難うございました。
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