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まいあそび*うたいあそび

シテ方金春流半人前能楽師のブログ

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扇とサンプールを使ってみよう!その2



早いもので、「大地の舞」WS第3弾。
今回も能の『扇』と、ジャワ舞踊の『サンプール』(長い布)に着目します。
どちらも舞に必要不可欠なものです。

まずは、能の『扇』とジャワ舞踊の『サンプール』の様々な表現方法を御覧頂きます。
次に、実際に『扇』と『サンプール』を体験してみましょう!
(ご希望次第でどちらか一つ体験も可能です。)
身体を動かした後は、 ディスカッションタイムにて疑問や質問を出し合いましょう!
前回とても好評だった珍しいジャワのお茶とお菓子もお楽しみ頂けます。
前回の様子
性別年齢関係なく、どなたでもご参加頂けます。

日時:7月24日(日) 開場13時45分
   14時~16時 素踊り鑑賞と体験
   16時~16時半 ディスカッション
        ジャワのお茶とお菓子付き!

講師:ナビゲーター 東京音楽大学講師 樋口なみ
   ジャグジャカルタ様式ジャワ舞踊家 大胡ねおみ
   シテ方金春流能楽師 村岡聖美・柏崎真由子・林美佐
  
参加費:2500円(ジャワのお茶とお菓子付き)
定員 :30名(動きやすい服装でお越しください)  

於 :スタジオピアーチェ 池袋
   山手線池袋駅北口徒歩10分/東武東上線北池袋駅徒歩5分
   http://studio-piace.com/access.html#ikebukuro

問合せ:☎ 090-6035-5235
    ✉ jjppinter@yahoo.co.jp 舞踊WS係 樋口(ひぐち)

大地の舞FBページ

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『乱』を舞終えて

昨日、『乱』を舞い終えることが出来ました。
沢山のお客様にご来場賜りました。
この場を借りてお礼申し上げます。
どうもありがとうございました!

ご指導くださった金春安明先生を始め、見守ってくださった先生方、一緒に舞台を創り上げてくださった囃子方の先生方、深津洋子さん率いる地謡の方々、そして家族・・・全てに感謝いたします。
どうもありがとうございました!!

舞い終えて、何故『乱』が必ず越えなければならない課題曲の1つとなっているのか、身体を通して理解する事ができました。
自分が思っている以上に「披キ」を意識していたのか、動きが硬くなってしまい、楽しむという所まで持って行けず、スタミナも切れてしまいました。

もしまた舞うチャンスを頂いたら、今度こそ軽やかに楽しげにパシャパシャフワフワ舞いたいものです。
昨日の舞台での学びを今後に生かして行きたいと思います。

少し休んで、再び次の目標へ向けて走りだします!!



舞台で拝借しました安明先生蔵の近江の面。

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『乱』


この度、能『乱(みだれ)』を披(ひら)かせて頂く事となりました。

「披キ」とは、家元のお許しを得て、特別な曲を初めて演じることを指します。
『乱』は、能『猩々(しょうじょう)』の特殊演出で、修行過程において必ず通らなければならない曲の1つです。

海中に住む、お酒好きな赤ら顔の「猩々」は、親孝行で心の優しい青年「高風(こうふう)」を称え、酔いのままに海上をユラユラふわふわパシャパシャと舞い遊います。
水を蹴ったり、千鳥足になったり波に流されたり・・・海上を舞う様子をユニークな型で表現します。
舞が軸となる曲ですので、初心者の方でも楽しんでご覧頂けます。
稽古を重ねて参りますので、お誘いあわせの上、ご高覧頂けますと幸いです。
どうぞ宜しく御願い致します。 

(お話し)
所は中国、金山の麓にある揚子の里。
心の優しい青年高風は、「市でお酒を売れば富栄える」という夢の御告げを得ます。
御告げに従い、市に店を構えると不思議なお客さんが来るようになりました。
いつも高風より酒を買い求め、いくらお酒を飲んでも顔色が変わりません。
名前を尋ねると「海中に住む猩々。」と名乗り、壺を抱いて海へ帰って行きました。

ある日、高風は潯陽の江のほとりにて菊の酒を用意し、猩々が現れるのを待っていました。
すると、海中より猩々が浮かび出で、友の高風に会えた事を喜び、酒を飲み海上を舞遊びます。
猩々は、酒のお礼として汲めども尽きない酒壺を高風に授け、酔いのままに臥します。高風が夢から覚めると、酒壺はそのまま残り、末長く幸福に暮らしたのでした。


『円満井会定例能』 4月30日(土曜日) 開演12時30分


番組:能『放下僧』シテ 井上 貴覚 
         ツレ 林 美佐
         ワキ 野口 能弘
         アイ 宮本 昇
          笛 栗林 祐輔
         小鼓 鵜澤 洋太郎
         大鼓 亀井 洋佑
         地頭 髙橋 忍
         後見 辻井 八郎
            村岡 聖美

   狂言『酢薑』シテ 大藏 吉次郎
         アド 榎本 元
         後見 星 廣介

〈二時頃休憩十分〉

  仕舞『加茂』岩松 由実
    『杜若 キリ』大澤 久美子
    『雲雀山』長谷川 純子
     地頭 平 友恵

  能『東北』シテ 山井 綱雄
      ワキ 森 常好
      アイ 善竹 十郎
       笛 内潟 慶三
      小鼓 鳥山 直也
      大鼓 國川 純
      地頭 本田 光洋
      後見 横山 紳一
         中村 昌弘

〈四時頃休憩十分〉

  
   仕舞『室君』横山 紳一
     『実盛 キリ』金春 穂高
     『鍾馗 』中村 昌弘
      地頭 髙橋 汎

  能『乱』シテ 柏崎 真由子
      ワキ 森 常太郎
      笛 小野寺 竜一
     小鼓 幸 信吾
     大鼓 安福 光雄
     太鼓 大川 典良
     地頭 深津 洋子
     後見 金春 安明 
        金春 憲和
       
日時: 4月30日(土曜日) 開演12時30分(会場11時30分) 
     ※『乱』は、16時頃より
   (15時30分頃にご来場いただけますと安心です。) 
   
於 : 矢来能楽堂 
  http://yarai-nohgakudo.com/nohgakudo/access
  東京メトロ東西線「神楽坂」駅 
   2番出口(矢来口)より徒歩2分
  都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅 
   A1出口より徒歩5分
  ☆新潮社別館の裏手です☆

料金: 一般 5千円 学生 2千円

お申込み: 電話 090-6213-0071 
      メール hashimoto_noh@mail.goo.ne.jp
       柏崎 真由子まで

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能面を打ってらっしゃる方のお宅にお邪魔しました。
先日、相模原市の中学校にて能楽体験授業をさせて頂いたのですが、その授業を御観覧くださっており、ご連絡頂きました。
御趣味とはいえ、中々の腕前です。
舞台で使って貰えるような面を打ちたいと意気込んでらっしゃいました!
新作を楽しみにしております!

能の輪がますます広がりますように!

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『大地の舞』WS第2弾無事終了!

『大地の舞』のWS第2弾が無事終了致しました!
『大地の舞』は、同じアジアの伝統芸能である「能」と「ジャワ舞踊」この2つの芸能からアジアに共通する「美しさ」を探索しようと生まれたグループです。
「美しさ」の基は、日々の生活。
発起人である樋口なみさん(NPO法人日本ガムラン音楽振興会理事)、大胡ねおみさん(ジャグジャカルタ様式ジャワ舞踊家)よりジャワと日本の共通点をお話頂きました。
「能」と「ジャワ舞踊」は成り立ちから、経緯までとっても似ているのです。

まず、日本の伝統芸能「能」を知り、視野を少し広げて「ジャワ舞踊」を知る。

第3弾は、7月末の予定です。
是非ご参加くださいね。






WS終了後は、ジャワのお菓子とお茶を頂きながら、ディスカッションタイム。
ジャワのお菓子は、どれも自然なお味で美味しかったです!
樋口なみさんがお菓子の説明をしてくださっています。




蓮華の中は、ジャワの酸っぱいはちみつ。
さっぱりしていて、美味しかったです。
ジャワのお茶はお砂糖を入れて頂きます。

『大地の舞』FBページを作成しました。
これから、どんどん内容を濃くしていきます。
宜しくお願いいたします。

https://www.facebook.com/大地の舞-228388527502297/

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プロフィール

HN:
柏崎真由子
性別:
女性
職業:
シテ方金春流 能楽師
自己紹介:
北海道 函館出身 相模原市在住

【連絡先】
hashimoto_noh@mail.goo.ne.jp


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